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わかるけど、マクロ経済の基礎知識がなければ無理

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そうそうそう、デフレでは、投資なんてするほうがバカだってこと。そして、そのデフレを日本銀行は長期間放置した。でもって、失われた20年になったということ。
簡単に言えば、デフレとは、値段が安くなることだ。売上の計算式で考えればよくわかる。売上=価格販売数だ。デフレは、価格がどんどん下がることだから、同じ販売数であっても、売上は下がっていく。逆に、インフレは、価格が上がることだから、同じ販売数でも売上は年々上がっていく。
借金をして投資をして、どちらが返すのが有利になるか?ということ。年々、売上が下がっていくのと、年々売上が上がっていくのとどちらがいいか?上がっていくほうがいいのである。
だけど、値段が上がると生活が苦しくなるといって、日本人は拒否し続けてきたけど、ここ最近になって、物の値段が上がることに対しての拒否反応がかなり減ったと思う。
少なくとも、デフレという言葉をニュースで聞かなくなった。逆に、インフレ率2%の達成という言葉を聞くようになった。
ほんと、マスコミ、経済評論家はいい加減だ。数年前、こいつらはインフレになって、物の値段が上がれば生活が苦しくなるとかずーっと言っていたのだが、いまとなっては手のひら返しもいいところだ。そして、それに気が付かない日本人には呆れてしまう。数年前に、誰がなんと言っていたか?検証するべきだ。誰が正しいことを言って、誰が間違ったいい加減なことを言っていたのか?それをしないから、日本人は株でも債券でも、投資や経済の先行きを見誤るという。
正直、私は日本でゲストハウスをしようとしていたのは、日本経済に協力したいと思っていたから。去年、デフレでもなくインフレでもない状態だった。インフレにするためには、市場にお金をばらまかなければならない。そのためには、借金をして起業をすること。だけど、日本政策金融公庫からは拒否られた。資本比率が50%でも断られた。旅館業の財務上では、資本比率は、20〜30%位だったと思う。ま、そういうこと。銀行は担保がなけりゃ貸さない。その担保は、ほとんど100%の担保だ。どんなに事業計画書をきっちり作ったところで関係ない。資金が数百万円だったら、たった数枚の事業計画書で受け入れる。しかしゲストハウスは小さくやれば潰れるから、大きくやらなければならないのだけど、その理由を事細かく書いてお拒否られるということ。
で、物件のタイムリミットが来てダメになった。ま、日本の銀行、金融システムなんてそんなもん。こんなんだから、日本はインフレにならないんだなとおもったし、経済が上向くのは当分無理だろうと思った。

高橋洋一先生や上念司よりも分かりやすい, 元JPモルガン為替実務家 大西つねきの 「デフレの恐ろしさ」「消費税問題の本質」「日銀政策の限界 」